【ジャンル】
食説「異世界ウヨリジサリのにっぽん食文禄!?」 
(2020年10月20日分)






【管理人の一言】
亮磁「食説編集中は…どうにても楽しくてニヤけるな(笑)」




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食説
『アルフォート』
オリキャラ : フィアレ
著者 : てる
監修 : 亮磁





【第3話】
-本の中の世界-


「甘いものが食べたいですわ!!!」
声高らかに少女…フィアレは叫んだ。


「糖分が足りないのですわ!頭が働かないのですわ!」


「だからってこっちの世界に逃げてきても勉強からは逃げられないからね」


「うぐぐぐ…!」


白いぽわぽわした光の玉が漂うこの本の世界。
トフェル族の姫であるフィアレは、
毎週行われている勉強会から逃げるためにこの世界にやってきたのだった。


「ここなら絶対にバレませんわ!
あのレーミスだって流石に本の中に隠れてる…なんて思いませんもの!」


「今逃げたって、結局あとで補講するんだから終わらせてから来ればいいのに…」


「うぐっ…そ、そうは言っても量が多すぎるのですわ、頭から湯気が出てましたわ…」


「うーん…まあ確かに大変なのはわかるんだけどね…」


「何か甘いものでリフレッシュできたら乗り越えられると思うのですわ!
だからお願い!何か私に…甘いものを食べさせてください!!」


「気分転換は大事だけどね…仕方ない、
じゃあこれ上げるから、食べたら頑張るんだよ?」


「ありがとうございますなのですわいただきますなのですわ!!!」


「ヨダレ、ヨダレ出てるよフィアレ…」





ぽわぽわした光の玉が出したのは四角い箱だった。
長方形の箱を開けると、
中にはチョコレートとビスケットが合わさったようなお菓子が入っていた。


「これは…なんて言うお菓子ですの?チョコですの?」


「うん、『アルフォート』って言う異世界にっぽんのお菓子だよ。
それはミルクチョコレート味だね。」
箱には「ブルボン」「チョコとビスケットが奏でる幸せ」と書かれている。


「色々な味があるんだけど、アルフォートって言ったらその味かな。
他にもバニラホワイト・ビター・リッチミルクがあるよ…って、
相変わらず食べるのが早いんだね」


「んんっ!なんですのこの絶妙なバランス!
チョコの甘さ、ビスケットのサクサク感、
更には一口で食べれてしまうサイズだから次々に食べてしまいますわ…
これは止まりませんわ…普段チョコとビスケットは別々で食べていましたが…
合うのですね、驚きです…!」


「僕は12個をもう食べきってる君に驚きだよ」


「美味しかったですわ…身体に糖分が染み渡ってますわ…」
満足そうにしあわせな表情のフィアレ。





…どうも、てるです。
因みにご存知の方も多いと思いますが、
チョコレートには媚薬効果があると言われています。


『フェニルエチルアミン』や『エンドルフィン』と呼ばれる
物質が分泌されるせいだとか…
そう、つまり今のフィアレちゃんはそれらの物質が沢山分泌されている状態。


満足そうな顔からは、
頬を赤らめ何処か高揚しているような表情も見て取れて…


「………………」
(にっこり微笑みながら斧を構えてらっしゃるレーミスさん)


あっ、まって、レーミスさん!違うんです!
決してそんな邪な理由でチョコのお菓子を選んだわけではなく…
あっ、やめて!斧はだめだってぇぇえ!!!!!あああああああああああ!!!





話を戻して…
甘いものが食べられた幸せにフィアレが浸っていると、
目の前にぽんっと何やら美味しそうなものが入った袋が出てきた。


「ん?これは…」


「お土産だよ。これから勉強頑張るんだろう?終わったらご褒美に食べるといい」


「中のこの美味しそうなのはなんて言うお菓子ですの?」


「アルフォートのアレンジレシピさ。スモアって言うらしいよ。
軽く焼いたマシュマロをアルフォートのチョコ部分で挟んであるんだ。
疲れた脳に染み渡…ってコラ、開けようとしない!」


「食べたいですわ!これを食べたら頑張れる気がしますわ!お願いしますわー!」


「ダメです、終わるまで我慢しなさい。
ほら、そろそろ戻らないとまたレーミスに怒られるよ?」


「もう逃げ出した時点で怒られることは確定してるのですわ…助けて欲しいのですわ…」


「自業自得だよ…ほら、帰りなさい」


「そんな、あんまりですわ〜!!!」
優しい光がフィアレを包み込むと、彼女の意識は遠ざかっていった…。


「頑張れ、フィアレ…!」





-ルフェナ城内 書庫-


「くっ…開きませんわ…」
本の外の世界に戻ってきたフィアレは
早速貰った袋を開けようと必死になっていたが、
何かの力で開かないようになっていた。


「勉強が終わるまで開かない仕組みですの…?生き地獄ですわ…」
ガックリと項垂れるフィアレ。仕方ないと書庫を後にする事に。


目の前に開いていた本を閉じ、元の場所へ戻す時、
ふとあの光の玉にお土産のお礼を言っていなかったことを思い出した。


「お土産、ありがとうございますわ、おと…」
ハッとそこでフィアレは口を噤んだ。


「…?私は今…何て…」
自分が何を言おうとしたのか、
咄嗟に出てきた言葉の意味がわからず困惑する。


「姫ー!ひーめーさーまー!何処に行ったんですかー!」
遠くからレーミスの声がする。見つかるのも時間の問題だろう。


「あ、レーミスが呼んでますわね…
よし、それじゃあもうちょっとだけ頑張りましょうか!」


手に持った袋を抱えて、フィアレは書庫を後にした。
抱えた袋の口は、少しだけ緩くなっていた…。






【てるの後書き】
アルフォートはまい◯すけっとでよく買います。
改めまして、てるです。


チョコのお菓子の中ではダントツでアルフォートが好きです…
ビスケットとの相性抜群すぎません?


本文で紹介したアレンジレシピですが、
実は公式HPで色々載ってます…!
どれもお手軽そうなので、味変を求めたい方は是非覗いてみてください。


いやー、しかしチョコを口の中で溶かしてるのはえっちですよね。
身体にコーティングしてプレゼントは私…なんて、
そんなこともいいかもしれません。


数多の可能性を秘めたチョコ。
えっちなお菓子代表といっても過言では無いと思います。